不安な時に胸がぎゅうっと締め付けられるような感覚。
苦手な人と会う前のズーンと重いものを飲み込んだような喉のつっかえ。
今回は、そんな不安を軽減するメンタルセラピーを一つご紹介いたします☆
こころと体が切り離せない関係であることはずいぶんと知られてまいりました。冒頭の例のように「胸」「喉」といった感情が症状として現れる体の部分を「思考場」と呼ぶことがあります。
そして、その思考場に体のツボから信号を送り、不快症状を解消することで心理的問題を改善するのが、
TFT療法(思考場療法)です。
TFTと聞くと何のことだかわかりませんが、
”Thought Field Therapy”
ソート(思考) フィールド(場) セラピー(療法)の略でございます。
聞きなじみのある単語だと、なんとなくちょっと安心しますね(^^)
【方法】
方法はいたってシンプルです。
ツボは、鍼(ハリ)やお灸、マッサージなどで刺激する場所として知られていますが、重要な神経・血管・筋走行上にあり、今ではWHOにも医学的に認められているとのこと。
TFT療法では、そのツボを指で軽くトントンとタッピングして刺激するなどいたします。
有効なツボを適切な順番でタッピングすることで、その刺激が思考場に伝わり、不快感が薄れて気分が落ち着いてくるという仕組みです。
手順が体系化されていますので、その手順通りに行えばよく、自分で簡単にできるのが、TFT療法のイチオシポイントです☆
【効果】
「トラウマ・ストレス関連の障害と症状」
「抑うつとうつ症状」
「恐怖症、パニック、不安障害とその症状」などに効果を表します。
具体的にどんな時に役立つのかと申しますと
・人前であがるとき
・禁煙したいけれど吸いたくなるとき
・何度も同じことを繰り返さないと不安になるとき
・乗り物や外出で不安を感じるとき
・人間関係でストレスを感じるとき
・慢性的な疲労を感じるとき
などなど多岐にわたります。
根拠のある治療法としてアメリカ政府の「エビデンス登録機関」に登録され、効果が認められています。そのため海外でも日本でも多くの専門家が臨床に取り入れています。
【特徴】
手順が簡単で即効性があり、副作用がなく、セルフケアに使えるという特徴がございます。赤ちゃんからお年寄りまで使え、年齢を問いません。道具も時間も必要ないので、どこでもできると思います。
いかがでしょうか?
セルフケアというのは、ご自身の常備薬のようなものでございます。こんな方法があるのだと知っておくだけで救急箱やお鞄に入れているような安心感が生まれるかと思います。
ご興味をお持ちの方は、ワンストップジムのセラピストにご相談ください(^^)